皮膚表面の細胞に栄養を与え、傷つけたり弱らせたりせず肌がキチンと整っていれば、水分は蒸発せず潤いが保たれるはずです。しかし実際は化学物質が細胞を弱らせ、時には殺してしまいます。結果として肌は陥没し、いずれはシワとなります。
細胞は28日周期で生まれ変わりますが、病気や歳を取ると40日から60日かかってしまいます。それが長い歳月でどれ位になるのか想像してみてください。甦らぬ細胞はシワを作っていくのです。
細胞に栄養を与えれば良いのは分りますが、冒頭で言ったように皮膚表面の0.2ミリ下にはバリアゾーンがあり、どんな成分を塗っても、細胞の栄養である間質液に含まれる成分（アミノ酸やブドウ糖など）以外は浸透しませんから栄養にはなりません。
もう一つ意外と私達が知らないことがあります。それは私達は口から食物を取りお尻から排泄しますが、細胞には口もお尻もありません。即ち入り口も出口も無いということです。では細胞はどのようにして栄養を吸収するのでしょう。それは子どもの頃に理科の時間に実験した浸透圧傾斜の原理によって栄養を取り、食べカスを排出していると言う事です。

 

 

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